HERE WE ARE 

 〜私たちはここにいる〜

 2010年 7月25日(日) 18:00〜
   ビルボードライブ大阪

piano/keybood:山崎幸次 
sax/flute:渥美直久    
guitar:藤野恒二     
bass:喜多健博      
drums:吉田一哉     
percussion:クツノユキヒデ
chorus::三木香織    
duet:平野ミノル     
presents:リピート山中  
 







★  一部

ビルボードライブ大阪は中央のフロアと舞台を
三方の階段状の客席が囲むライブの醍醐味と、
高い天井が劇場のような開放感を合わせ持つ
素敵な空間でした。  
その舞台上には開演を待つ、シンセ・ピアノ・
ボーカル椅子・ベース・ドラム・パーカッ
ション・ギター・サックス・・・とまさに壮観。
次第に埋まってくる客席のざわめき・・・
やがて照明が落ち開始直前の気分はザワザワと
高鳴ってきます!
会場いっぱいに響く演奏、上手客席の間から
指でビートを刻み、
満面笑顔でノリノリの洋さん、未央さんが
舞台に、拍手と歓声に包まれた熱いライブの
スタートでした。





♪ HERE WE ARE (2人)
 
 HERE WE ARE 流される川に

 HERE WE ARE 流されないで

 私たちはここにいる

 あー太陽を抱きしめて朝がくる
 その先に明日がある

 歩くだけを信じた道を

♪  サティス・ファクション (2人)
♪  月のあかり (2人)

白地に黒の模様の夏らしいパンツスーツ、黒の
インナーに白のスカーフ 
かなり高いヒールのグラディエーターサンダル、
それぞれニュアンスを違えての着こなしで、
このライブのテーマ曲 
HERE WE ARE
からエキサイティングに、カッコよく、
まるでロックコンサートのようなオープニング
でした!


♪ 時空
  シアターブラバ「時空」CDより
   (洋さん)
♪ 溜め池の底
  「河内の國の溜め池の底」より
   (2人)
♪ モンキーのテーマ
  「銀色の靴の踵を鳴らして」より
   (未央さん)

洋さんと未央さんが「時空」公演で初めて
出会い、このライブに至った話に大いに
沸きました。 
「時空」公演は汀夏子さん洋さんの
初ジョイント公演。
未央さんは“汀さん”のものまねで語り、
“汀さん”のものまねで応じる洋さん。
かなり似ている“ふたり汀さん”に会場は
大爆笑でした。
「時空」公演後、再び共演した浪花人情
紙風船団ペーパーバルーン公演を思い出す
歌を2曲。


♪ 我が愛は山の彼方に

  (未央さん)
♪ 闇の貴公子
  (洋さん)

お二人のそれぞれ思い入れのある歌を。
未央さん退団時の演目 
「我が愛は山の彼方に」からタイトル曲を、
思いを込めた台詞入りでドラマティックに
歌い上げられました。
洋さんは観客動員が一番多かったという
大阪(近鉄劇場)、名古屋、東京で公演された
 「闇の貴公子」からテーマ曲を。
博雅の 
「晴明 おるかな?」と言う台詞から、
月明かりの中、一条戻り橋で茨姫に初めて
出会い恋に落ちる場面を思い出させる熱唱
でした。


♪ イパネマの娘
  (バンド&三木香織)

 未央さんのコーナー 

♪ 愛の幕切れ
♪ アンフォーゲッタブル
♪ 愛はるかに


黒のイブニングドレスにオーガンジーのショールを
手に大人の恋をシャンソンとジャズで演じる3曲、
すてきにお似合いでした。
 アンフォーゲッタブルでは平野ミノルさんと
デュエット、そしてなんとも甘いムードで
ステップを踏まれました。




 洋さんのコーナー 

♪ Fever
♪ Mr.Bojangles
♪ 愛の奇跡


洋さんは白いシャツに紫色のスーツの衣装、
ペギー・リーで有名なジャズを男役風に
セクシーでカッコよく。
 留置場で会った落ちぶれたダンサー 
“ミスターボージャングル”。  
  飲み過ぎて、歳もとってボロボロだけど
踊ったら今でも凄い! 歌の説明も温かく、
上衣を取って白カッターにダービー帽を手に
したシャープな振りはサミーの雰囲気!
♪〜Mr.Bojangles からのダンスが、
抜群のきれを見せ、シンプルな衣装が映えて、
印象に残りました。
“愛の奇跡”は藤澤ノリマサさんのオリジナル曲、
ドラマティックなバラードは洋さんの魅力の1つ、
聞かせました。




 二部




♪ 君に逢いたい 
  (2人) カルメン、ハバネラから
♪ コンスタントレイン



黒総スパンに深いスリットの入ったロング
ドレスの洋さん、タキシードの未央さん、
動きを止めてポーズをとった場面は公演の
フライヤーから抜け出したよう!  
ハバネラのメロディに情熱的な歌詞が絡み
交互に歌われる2人、
まるでミュージカルの場面のようでした。
ボサノバの軽快な演奏に2人のダンス。 
洋さんのセクシーな振りにドキドキ、
洋さんのドレス姿は艶やかさの中に凛と
した美しさがあり、雰囲気を感じます。

さくらと一郎
♪ 幼なじみ
  (2人)
♪ エリザベート
  (未央さん) 
♪ 私だけに
  (誰の言うこともきかへん)
   (洋さん)
♪ 赤トンボ
  (2人)
♪ 月の砂漠
  (2人)
♪ 僕らは皆生きている
  (未央さん)
ひざ丈の浴衣に虫かご、短髪には10円ハゲ、
下駄を履いた男の子は未央さん。  
同じくひざ丈の浴衣に水筒を下げ、
肩までのおさげ髪、下駄を履いた女の子は
洋さん。
純朴な一郎君の問いにおませに答えるさくら
ちゃんには笑わせられます。 
次第に事態は逆転、何気に迫ってくる
一郎君にさくらちゃんは敬遠気味。  
アウト寸前に携帯が鳴り?さくらちゃんの
ゲーム放棄で終了。 
ミュージカル、童謡から歌を挟んでの爆笑
コーナーでした。 
未央さんの舞台降りで 
“僕らは皆生きている”を皆で合唱

♪ エル・クンバンチェロ
  (洋さん)
♪ キエンセラ
  (2人)
♪ すみれの咲く頃&桜咲く国
  (2人)



青色のブラウス、黒のズボン、青と白の
ラテンの上衣、洋さんお得意の
“エル・クンバンチェロ”は最高です。
エネルギッシュで熱く、セクシーさも心地よく、
突き抜けた開放感は洋さんならではの
ラテンフェスタ!
赤のブラウスにラテンの上衣の未央さんと
2人で“キエンセラ”を軽くステップを
踏みながら、リピートさんのアレンジで
“すみれの咲く頃&桜咲く国”
ラテン風にコラボ、盛り上がりました。



バンド紹介
アットホームなバンド紹介は毎回楽しみの1つ、
今回は夫々客席にいらっしゃる 
“さくらと一郎”を書かれた紅萬子さん、
音楽のリピート山中さん、振り付けの
愛元麻樹さんの紹介もありました。



 HERE WE ARE (2人)
最後の歌はこのライブのためリピート山中さんが
作曲したHERE WE ARE 
を再びボレロ風にアレンジで。

アンコール
♪ 夢の中にあなたがいる (2人)
♪ スィングしなきゃ意味がない (2人)
歌劇の大先輩 越路吹雪さんで有名なシャンソン。 
アコースティックに、語るように 
“夢の中にあなたがいる”を歌われました。
最後はジャズのメッカらしく、
“スィングしなきゃ意味がない” 
ジャズコンサートさながらにノリノリで舞台と
客席が1つになり真夏の夜のライブは終了しました。



オリジナルにロック、ジャズ、シャンソン、歌劇、
童謡まで盛りだくさんでホットなライブに
HERE WE ARE 
の心意気を感じました。
毎回進化し続ける洋さんに感動! 
11月29日のリッツカールトンホテルの
ディナーショーが益々楽しみになってきました。










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