日時・場所・公演名 2010年10月10日(日)
12:30〜 17:00〜

東大和ハミングホール

ダンシング・in・ムラコシ
結成30周年記念公演

舞 my ダンシング









★ 感 想 ★

洋さんは2005年新宿コマ劇場
2007年ハミングホール、
そして今回
“ダンシング・in・ムラコシ
結成30周年”の記念公演に
3度目のゲスト出演を
果たされました。


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一部 
“ジャンピングチャイルド”の後
二部 
“日本の旋律”(全13景) 
三部 
“ザ・レビュー”(全23景)のうち 13景に登場。
ゲストというより “ダンシング・in・ムラコシ”の 一員のようにメンバーに溶け込ん でのご出演でした。

 日本の旋律

♪ 荒城の月  
洋さんの袴姿の日舞を初めて 拝見しました!
黒紋付に淡い色の袴も清々しく、 男役6人とともに、しっとりと 想いを込めて踊られました。

♪ 民謡メドレー   歌
黒地にぼたんが染め抜かれた粋な 着流しで
♪ひえつき節
♪黒田節
ハリのある声が会場に響きます。

♪ 深川マンボ
民謡メドレーの衣装から片袖 を抜き村越奈世さんとテンポ よく深川マンボ。 キレのよい振りに男役の甘さ、 しなやかさが加わり、お二人 の粋で楽しげな踊りに目が 離せません。

♪ 麦屋節
黒紋付に縞柄の袴、白タスキに 菅笠、両手で持った菅笠が哀調 を帯びた曲に合わせて上下左右 に回されます。
7人の舞手の凛々しい正装姿に、 洋さんの持つ笠の流れるような 美しい動きに、この作品の清廉さ 格調の高さを感じ、とても印象に 残りました。

♪ SHINOBI
長く伸びた黒髪に着流し、 腰には刀、ニヒルな素浪人姿の 洋さんを初めて拝見しました。
忍者の一団に追われる女を助け ようとして取り囲まれる素浪人。
脇差を構える忍者集団との迫力の 殺陣シーンは、洋さんの刀さばき ひとつひとつがとてもキレイで 見ごたえがありました。

三部  ザ・レビュー

♪ フーレイ・フォー・ハリウッド
黄緑色のシャツに袖と後身頃が ストライプ模様の黒スーツで 客席から登場。
ハリウッド賛歌を歌う洋さんの 明るい歌声は、一気にキラキラ 輝く華やかな夢の世界に誘って くれます。

♪ イット・ドント・ミーン・ア・シング
♪ フーレイ・フォー・ハリウッド
のシーンから引き続き  JAZZの名曲を洋さんがカッコ よく歌い、赤いドレスの女たち と陽気に踊ります。

♪ バック・アット・ザ・チキン・シャンク
白のベルト付きのロングコート、 同じく白のソフト帽という衣装で、 ミドルテンポのノリのよいオルガン の音に乗って踊るシーンは、 クールな都会を感じさせます。

♪ マリア
ソンブロレにポンチョ、カラフルな 衣装をつけた村の若者たちとマリア とその恋人に真っ白なスーツを着た 青年(洋さん)が絡み、ジプシー女が 予言したように悲劇が起きます。
心ならずもマリアを刺してしまった 青年の驚き、後悔・・・
そして静かな悲しみが胸を突きます。

♪ ルンバ・ラプソディ
裏地が鮮やかな赤、刺繍が美しい 黒燕尾、同じく対の黒に刺繍の ドレス、村越奈世さんとデュエット ダンスは、感傷的な曲調に見交わす 笑顔がとてもロマンティック、 なにやら物語を想像させる素敵な 場面でした。

♪ 見果てぬ夢
“♪ゆめ〜”日本語で歌われた “見果てぬ夢”には胸が熱く なりました。
30年もレビューの夢を追い続けた ダンシング村越の皆さまと、 洋さんの思いが歌詞に込められ、 歌声は客席を包み、情熱が 伝わってきました。

♪ サロメ
スタジオのメンバーがダンスに 洋さんの歌が響き、最後の演目 “サロメ”が華やかに明るく 繰り広げられ、
♪ グランド・フィナーレ
に引き継がれます。

“ゲストの立場を超えて、 生徒の皆さんと一心一体で ・・・”と洋さんのご挨拶にも ありましたが、今回はスタジオ の皆さんに溶け込んでのご出演、 とても真摯に取り組んでおられ 気持ちよく拝見致しました。
又、ダンシングin村越の皆さま のレビューにかける熱い思いが、 3時間余りのバラエティに 富んだ公演から伝わって きました。

色々な洋さんを拝見できた 公演でしたが、衣装の着こなし、 しなやかな振り、直ぐにその 世界に誘う力・・・
やはり、確かに、紛れもなく 
レビューの “ フェアリー ” でした!







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