ICHIKO PURODUCE3
  往生しmasse
  (おうじょうしまっせ) 



 場所:近鉄アート館
 日付:2022年06月23日〜25日









コロナウイルス感染拡大が言われ、世の中が
停滞し始めたのは何時からだったか、
久しぶりの舞台、それも喜劇、会場は終始笑いに
包まれました。

幕が開き、舞台上でポーズをとる出演者、
それが皆セーラー服姿、33年ぶりの同窓会が
始まります。
しかも葬儀会館で・・・。

洋さんのセーラー服の女学生、なぜか
可愛らしく誰よりも似合っていました。

1幕は、女子校同窓会あるある感満載の場面。
久しぶりの恩師と華やかで賑やかで、青春を
共に過ごした仲間との独特の距離感や会話に
納得してしまいます。

近況報告コーナーで参加者はそれぞれの
今の仕事や頑張っていることが語られます。

やがて文化祭での出し物を再現することに。

歌・ものまね・レビュー、日舞と、まさに
かくし芸競演を思わせる笑いと熱演に会場が
沸きました。

洋さんと紅さんは「大阪環状線」漫才。

字面で見たら特に面白いと思わない台詞
なのですが、二人が演じると‘間’がいいのか、
面白さが立ち上がって会場大爆笑、同じ場面
を数回見ましたがやはり笑えます。

この面白さはどこから来るのか公演DVD楽しみです。




2幕は前幕の伏線が回収されていく。

同窓会が葬儀場?
それに33年目の同窓会、語り合ううちに皆の
記憶があいまいに、そして次第にずれていく・・・。

全ての事情が明らかになった時、やはりと
いう思いと、1幕でいきいきと語っていた
近況報告は女学生であった彼女たちの「夢」
や「希望」だったと解り、あまりの切なさに
涙しました。

久々に生の舞台の楽しさに大笑いをした観劇でした。









back (感想文)

back (2022 公演)